首相官邸前・定例集会のご案内

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マレーシア マハティール首相と安倍首相との6.12初首脳会談

時事問題

歴史的な米朝首脳会談から10日あまりがたちました。

この米朝首脳会談と同じ日に、日本の首相官邸では、マレーシアのマハティール首相と安倍首相の初めての首脳会談が行われていました。外務省のHPによれば会談は、10時25分から、70分ということでしたので、我々が官邸前で米朝会談応援集会を始めたころ会談が終了したようでした。

マハティール首相は、去る2018年5月9日のマレーシア下院議員選挙において、自ら率いる野党連合が過半数を獲得し、自らも下院議員に復帰。翌10日には、国王ムハンマド5世から新政権の首相に任命され、15年ぶりに政府首班の地位に返り咲き、マレーシア建国以来の初の政権交代となりました。

御年92歳と高齢のマハティール首相が、首相に返り咲いたのは、前ナジブ政権があまりにも腐敗していたためです。他の擁立が難しかったことからマハティール首相が立ち上がったんですね。

マハティール首相の勇気が、腐敗に温床の中、「一帯一路」という名のもとに経済的に中国に依存を強め、破綻しかかっていたマレーシアに大きな希望を与えたといえます。

前首相のナジブ氏は1MDB(政府系ファンド 1マレーシア・デベロップメント・ブルハド)から約7億ドル(約765億円)を受領した疑惑が持たれていました。不正が発覚した2015年ころから、不正を糾弾する人々に反撃をはじめ、司法長官や閣僚も解任したようです。名誉毀損で訴訟を起こすことで、批判的なメディアも封じ込めるということもあったようです。

しかし、疑惑の資金は、その流れの不透明さから、調査は世界的な広がりをみせました。また、SNSの拡散などで国民にもナジブ氏の腐敗ぶりは知られるところとなり、歴史的な政権交代につながったようです。

マハティール首相は、就任3日目にして、ナジブ氏の出国禁止にし、1MDBの不正資金疑惑捜査を再開すると発表しました。

また、ナジブ政権時に中国と契約していた東海岸鉄道(ECRL)事業も中国側と契約条件の再交渉を始めました。これは、中国の「一帯一路」政策の下、中国とズブズブだった前政権から大きく軌道修正をすることを意味します。このまま前政権が続いていたら、中国への負債が膨らみ、破綻するところだったともいわれています。

安倍政権にとっても好都合です。両国が協力してに中国包囲網を築いていただきたいですね。

ちなみに12日の首脳会談では、北朝鮮の拉致、核、ミサイルなどのことについても議論をされたようです。


<サッカー日本代表のユニフォームをマハティール首相に贈呈する安倍首相>

それにしても92歳とは思えないくらいお元気そうですね。
安倍首相と共にアジアの自由民主主義を守るため、頑張ってください!